制御盤に結露が発生した場合の影響
2025/04/28
冬の寒い時期や梅雨の時期など、窓に結露が発生することがあります。
実はこの結露は、FA機械の制御盤にも悪影響を及ぼす可能性があることをご存じでしょうか。
今回は、制御盤に結露が発生した場合の影響について解説します。
制御盤に結露が発生した場合の影響
電子部品の劣化
結露が発生し、湿気が部品に浸透すると、回路の抵抗値が変動し電流の流れに異常が生じます。
これが原因で電子部品が過熱し、劣化が早まります。
絶縁不良
制御盤内の配線や端子台に結露が発生すると、絶縁不良を引き起こす可能性があります。
絶縁不良は、漏電や感電などの事故につながるため注意が必要です。
誤作動や故障
結露による電子部品の劣化や絶縁不良は、制御盤の誤作動や故障の原因になります。
機械の停止は、生産ライン全体に影響を及ぼす可能性があるため、早期の対策が重要です。
錆の発生
制御盤の筐体や内部の金属部品に結露が生じると、錆が発生することがあります。
錆が発生すると見栄えが悪くなるだけでなく、制御盤の耐久性が低下し、故障の原因になる恐れもあるため注意が必要です。
まとめ
制御盤の結露は、電子部品の劣化や絶縁不良・誤作動や故障・錆の発生などを引き起こします。
漏電や感電による事故や、生産ライン全体に影響を及ぼす可能性もあるため、早めの対策が重要です。
『株式会社森田電機』は、愛知を拠点にFA機械の制御盤設計・製作をメインとした事業を行っております。
制御盤のことでお困りの際は、ぜひご相談ください。