制御盤の結露対策とは
2025/05/01
冬の寒い時期や梅雨の時期など、結露の発生に困っていらっしゃいませんか。
制御盤に結露が発生すると、故障や漏電などのトラブルにつながる可能性があるため、注意が必要です。
今回は、制御盤の結露対策について解説します。
制御盤の結露対策
換気を行う
制御盤の内部に湿気がこもらないよう、換気を行うことが大切です。
換気用のファンを設置することで、外部と内部の温度差を和らげ、結露の発生を防げるでしょう。
またファンを設置する際は、フィルターもあわせて設置すると、粉塵の侵入を防げます。
除湿器を設置する
制御盤の設置場所に除湿器を設置すると、湿度を下げられます。
コンプレッサー式やデシカント式などの種類があるため、設置場所や用途に合ったものを選ぶことが大切です。
ヒーターを設置する
制御盤内にヒーターを設置し、温度を一定に保つことで、結露の発生を抑制できます。
おもに、盤内の温度が低すぎて結露が発生しやすい場合や、外気温が低い地域で有効です。
断熱材を使用する
制御盤の外側に断熱材を使用すると、外気との温度差を小さくできます。
制御盤全体を覆うように、隙間なく断熱材を貼り付けましょう。
ただし、盤内の熱がこもりやすくなるため、換気を併用して行うことが重要です。
まとめ
制御盤の結露は、換気や除湿・保温などさまざまな対策で抑制できます。
結露はFA機械の故障や漏電などのトラブルにつながる可能性があるため、状況に合わせて適切に対策しましょう。
『株式会社森田電機』は、愛知を拠点にFA機械の制御盤設計・製作をメインとした事業を行っています。
制御盤の結露対策に関するご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。