制御盤における図面の種類
2025/05/25
制御盤の図面は、設計から製作・設置まで、すべてのプロセスを円滑に進めるために重要です。
しかし、具体的にどのような種類があるのか、すぐに思い浮かばない方もいるのではないでしょうか。
今回は、制御盤における図面の種類について解説します。
制御盤における図面の種類
外形図
制御盤の外観に関する情報をまとめた図面です。
高さ・幅・奥行きなどの寸法をはじめ、取り付け穴や扉の位置も明記されており、設置レイアウトを決める際に重要になります。
また筐体サイズに制限がある場合や、他設備との干渉を避けるために必要です。
機器配置図
制御盤内部の各機器の配置を示しており、各機器の取付位置や配線スペースなどを、明確に把握できます。
この図面は、配線作業のしやすさやメンテナンス性を考慮して作成されます。
回路図
制御盤内の電気回路を表した図面で、単線結線図と複線結線図があります。
これらは、動作確認やトラブル対応の際に欠かせない図面です。
単線結線図は回路全体を簡略的に示し、複線結線図は機器間の配線を詳細に記載しています。
部品表
制御盤で使用される部品の一覧表で、部品の型式・数量・メーカー名などを記載し、発注や在庫管理に役立ちます。
設計・製作をスムーズに進めるために、重要な情報です。
まとめ
制御盤の図面には、外形図・機器配置図・回路図・部品表など多くの種類があります。
図面を正しく理解し活用することで、制御盤の設計から製作・保守管理まで効率よく進められるでしょう。
『株式会社森田電機』は、愛知を拠点にFA機械向け制御盤の設計・製作を行っております。
高度な技術と豊富な実績で企業様のニーズにお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。