制御盤における検査の種類について
2025/06/15
制御盤が完成したら、正しく製造されているかどうかを検査する必要があります。
検査は、それぞれの目的や基準に基づいて、適切に実施することが大切です。
今回は、制御盤における検査の種類について解説します。
制御盤における検査の種類
寸法検査
設置現場に合わない寸法では、据付作業に支障が出ることがあります。
そのため、寸法検査では制御盤の筐体や部品の寸法が、設計図通りであるかどうかを確認します。
この検査は、制御盤が設置される場所に適合することを保証するために不可欠です。
外観検査
制御盤の外観や配置に異常がないかを、目視で確認する検査です。
外観や配置に不備があると、信頼の低下につながるので、キズや汚れ・部品の欠品がないかをしっかり確認しましょう。
絶縁抵抗試験
制御盤の電気回路が、安全に構成されているかを確認する検査です。
おもに、電線や機器間の絶縁状態が一定の基準値を満たしているか測定し、漏電のリスクを把握します。
導通不良やショート事故を防ぐうえで、重要な検査項目です。
配線状況検査
制御盤内部の配線が正しく行われているか、回路図と照合して確認します。
この検査は、配線の安全性や機能性を確保するために欠かせません。
まとめ
制御盤における検査の種類には、寸法検査・外観検査・絶縁抵抗試験・配線状況検査などがあります。
これらを適切に実施することで、設計図との相違を防げるでしょう。
『株式会社森田電機』は、愛知県でFA機械の制御盤設計・製作を提供している会社です。
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