制御盤における熱対策は?
2025/08/15
制御盤は、電子機器を安全に稼働させるための装置です。
しかし、熱に弱い性質を持つため、設置時は適切な対策を行う必要があります。
今回は、制御盤における熱対策をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
制御盤における熱対策
冷却ファン
機器が密集していると放熱が間に合わず、制御盤に熱がこもりやすくなります。
このような場合、外部から熱を冷ます「冷却ファン」の導入が効果的です。
冷却ファンは、制御盤に直接冷風を当てることで内部の熱をスムーズに冷却します。
熱交換器
発生した熱を移動させ、冷却ファンによって冷ます装置を「熱交換器」といいます。
内部の熱と外部の冷気を交換する働きがあるため、外気温によって効果に差が生じることがあります。
遮熱板
制御盤からの熱だけではなく、日光によって熱がこもりやすい場合、遮熱板の導入がおすすめです。
熱源になる赤外線を遮断することで、放熱の効率化を目指せます。
また他の方法と併用することで、さらに温度上昇を防げるでしょう。
盤用クーラー
制御盤用の冷却クーラーは「盤用クーラー」と呼ばれ、冷却はもちろん、除湿や防塵効果も期待できます。
ランニングコストは高くなりますが、外気温に影響されずに冷却ができる点がメリットです。
まとめ
制御盤の熱対策には、遮熱板や熱交換器・冷却ファンなどが利用されています。
またランニングコストはかかるものの、確実に冷却したい場合は盤用クーラーの導入も効果的です。
『株式会社森田電機』は、愛知エリアで設備導入と改修を支える事業を展開している会社です。
お客様のニーズに寄り添い、FA機械や産業機械などの安定稼働をサポートしています。