制御盤における屋内盤と屋外盤の違い
2025/04/21
制御盤には、屋内盤と屋外盤の2種類があることをご存じでしょうか?
名前が示す通り、設置場所の違いにより分類されますが、それぞれ特徴が異なります。
今回は、制御盤における屋内盤と屋外盤の違いについて解説します。
制御盤における屋内盤と屋外盤の違い
屋内盤
工場内や事務所内など、屋内に設置されるタイプの制御盤を指します。
屋内盤は、雨風や直射日光の影響を受けにくいため、塗装や材質の自由度が高い点が特徴です。
ただし、屋内であっても高温多湿な環境やほこりが多い場所では、耐久性や防塵性能を持たせる場合があります。
そのほか、設置場所に十分なスペースを確保できない場合、内部の機器が干渉し合う可能性があるため注意が必要です。
屋外盤
おもに工場の外部や道路沿い・屋外設備など、外部環境にさらされた場所に設置されます。
雨風や直射日光・温度変化に耐えられるように、高い防水性や防塵性・耐候性が求められます。
また塩害や雪害など、地域特有の環境に応じた対策も必要です。
まとめ
制御盤の屋内盤と屋外盤は、設置環境に応じた使い分けが重要です。
屋内盤は環境からの影響が少ないため材質や設計の自由度が高い一方、設置スペースの制約を受けやすくなります。
一方で屋外盤は、外部環境に耐えられるよう、防水性・防塵性・耐候性に優れた設計が必要となるでしょう。
『株式会社森田電機』では、愛知を拠点にFA機械向け制御盤の設計・製作をサポートしています。
設置場所や用途に応じた最適な制御盤を提案いたしますので、お気軽にご相談ください。