制御盤を製作する際のポイントについて
2025/07/08
制御盤は、機械や設備の動力を制御するために重要な機器です。
製作時のわずかなミスや見落としが、後のトラブルや設備停止につながる可能性もあるため、注意しましょう。
今回は、制御盤を製作する際のポイントを解説しますので、参考にしてみてください。
制御盤を製作する際のポイント
設計図を遵守する
部品の配置や配線経路・制御内容が正確に反映されていないと、正常な動作が保証されません。
図面の読み取りに慣れていても、思い込みで進めると間違いを招きやすくなります。
作業前に全体を確認し、変更箇所がある場合は設計者と連携し、認識のすり合わせを行いましょう。
角やバリの処理を行う
金属部材をカットした際は、切断面に生じるバリや鋭利な角を必ず処理しましょう。
放置すると配線の被覆を傷つけたり、手指のケガにつながったりする可能性があります。
安全性を確保するためにも、ヤスリや専用工具を使い、角やバリを滑らかに仕上げることが重要です。
配線は丁寧に行う
制御盤内の配線を雑に行うと、点検や修理が困難になるだけでなく、ノイズや誤動作の原因にもなります。
細部まで丁寧に配線を行うことで、長期的な安全性を確保できるでしょう。
電線の色分けをする
配線の誤接続防止や保守作業の効率化を図るためにも、電線の色分けを行うことが大切です。
色は、社内基準やJIS規格を参考にして統一しましょう。
まとめ
制御盤を製作する際のポイントとして、設計図を遵守することが挙げられます。
また、レール切断時は角やバリの処理を行うことで、作業時の安全性を確保できるでしょう。
配線は丁寧に行い、必要に応じて電線の色分けをするのもポイントです。
愛知県に拠点がある『株式会社森田電機』は、FA機械の制御盤設計・製作を中心に提供している会社です。
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