制御盤設計のポイント
2025/09/08
制御盤は、機械設備や装置を効率的かつ安全に動かすための中枢機器です。
適切な設計がなされていない場合、誤作動や故障・トラブルの原因となるため、注意しましょう。
今回は、制御盤設計のポイントについて詳しく解説いたしますので、ぜひご覧ください。
制御盤設計のポイント
使用環境を確認する
設置場所の環境条件によって、制御盤に求められる性能は大きく異なります。
屋外・屋内のどちらで使用するのか、ケーブルの引き込み口はどこにあるのかを事前に確認することが大切です。
設置場所の温度を考慮し、部品を選定するほか、冷却装置の導入も検討しましょう。
熱対策を行う
制御盤のトラブルを防ぐためには、ファンの設置や自然換気口の配置など、設計時の熱対策が重要です。
放熱が不十分な場合、部品の寿命が縮まり誤作動の原因となることもあります。
また必要に応じて冷却ファンやクーラーを導入すると、制御盤のトラブルを未然に防げます。
規定の定格値より低く作動させる
部品には定格値が定められており、設計の基本として「ディレーティング」が推奨されています。
ディレーティングは、規定の定格値より低く作動させることで、安全性を保つための設計手法です。
通常、定格値の8割以下で運転することが推奨されています。
まとめ
制御盤設計は、使用環境に応じた設計を行い、熱対策をしっかりと実施することが重要です。
さらに、ディレーティングという設計手法を意識することで、より安全性を高められます。
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